精選版 日本国語大辞典 「如渡得船」の意味・読み・例文・類語 にょ‐どとくせん【如渡得船】 〘 名詞 〙 ( 「法華経‐薬王菩薩本事品」の「此経能令三一切衆生離二諸苦悩一。此経能大饒二益一切衆生一。充二満其願一。〈略〉如二渡得レ船一」による ) 渡し場で折よく船を得るの意で、仏の慈悲を得ること、困っているときなどに最も都合のよい状態になることにたとえていう語。わたりに船。[初出の実例]「如渡得船 わたし守なからましかばみなと川くるしき海もこれよとぞしる」(出典:広本拾玉集(1346)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例