姉者人(読み)アネジャヒト

デジタル大辞泉 「姉者人」の意味・読み・例文・類語

あねじゃ‐ひと〔あねぢや‐〕【姉者人】

《姉である人の意》姉を敬っていう語。姉上
「それ―に汁代へて進ぜ」〈浮・新色五巻書・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「姉者人」の意味・読み・例文・類語

あねじゃ‐ひとあねぢゃ‥【姉者ジャ人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あねじゃびと」とも。姉である人の意。「者」はあて字 ) 姉を敬っていう語。姉様姉者もの。姉者。
    1. [初出の実例]「姉(アネ)じゃ人、叔父じゃ人、伯母じゃ人などとは云ふべき歟」(出典:かた言(1650)三)
    2. 「わが姉者人(アネジャビト)の雌龍(めりう)の印(いん)を奪ひしは」(出典:歌舞伎彩入御伽草(1808)小平次内の場)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android