嫁殤(読み)かしよう(しやう)

普及版 字通 「嫁殤」の読み・字形・画数・意味

【嫁殤】かしよう(しやう)

嫁ぐ以前に死んだ女子を、婚約者と結婚させる。〔周礼地官媒氏すると、嫁殤するとを禁ず。

字通「嫁」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の嫁殤の言及

【亡霊婚】より

…旧中国でも死後婚は〈冥婚〉と称され,さまざまな形で行われていた。夭折者どうし,あるいは婚約者が死亡して残された女子がそのまま彼の家に嫁入りする場合もあるが,最も盛んなのは未婚女子の霊を嫁入りさせる〈嫁殤(かしよう)〉ないし〈娶鬼妻〉である。女子の霊は生家でまつることが許されないので,娘への愛惜の念にかられた親や,夢や家人の病気などによって娘の霊が結婚を望んでいることを知った家族は,適当な男子を探し,礼金や土地を与えて死んだ娘との結婚を承諾させる。…

※「嫁殤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android