子供隠された鬼子母神のよう(読み)コドモカクサレタキシモジンノヨウ

デジタル大辞泉 の解説

子供こどもかくされた鬼子母神きしもじんのよう

《仏が鬼子母神末子を鉢の底に隠し、鬼子母神を泣き悲しませて、他人の子を食う悪行を戒めたという「雑宝蔵経」九の故事から》大切なものを失ってうろたえ騒ぐさまのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

こども【子供】 隠(かく)された鬼子母神(きしぼじん)のよう

  1. ( 鬼子母神は千人の子を産んだが、他人の子を奪って食うことを常としたので、仏が鬼子母神の末子を鉢底に隠し、鬼子母神の泣き悲しむのを見て、悪行を戒めたという「雑宝蔵経‐第九」の故事から ) たいせつなものを失って、悲しみのあまりうろたえ騒ぐ様子

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