孝女白菊の歌(読み)コウジョシラギクノウタ

デジタル大辞泉 「孝女白菊の歌」の意味・読み・例文・類語

こうじょしらぎくのうた〔カウヂヨしらギクのうた〕【孝女白菊の歌】

落合直文の長編叙事詩。明治21年(1888)発表井上哲次郎漢詩翻案で、新体詩の先駆的作品となった。

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精選版 日本国語大辞典 「孝女白菊の歌」の意味・読み・例文・類語

こうじょしらぎくのうたカウヂョ‥【孝女白菊の歌】

  1. 叙事詩。落合直文作。明治二一~二二年(一八八八‐八九)発表。井上哲次郎の漢詩の翻案で、流麗典雅な七五調でうたった新体詩初期の先駆的作品。

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世界大百科事典(旧版)内の孝女白菊の歌の言及

【落合直文】より

…一高,国学院などで教鞭をとるかたわら国語国文学の普及に力をそそぎ,《日本大文典》(1894‐97),国語辞典《ことばの泉》(1898‐99,のち《言泉》)などを出した。1888年長編叙事詩《孝女白菊の歌》で名声を得,93年4月にあさ香社を創立,実弟鮎貝槐園(かいえん),与謝野鉄幹らの俊秀を集めて新派和歌の基礎を築いた。没後刊行の《萩之家遺稿》(1904),《萩之家歌集》(1906)などがある。…

※「孝女白菊の歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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