学生革命〔韓国〕

山川 世界史小辞典 改訂新版 「学生革命〔韓国〕」の解説

学生革命〔韓国〕(がくせいかくめい)

1960年4月にソウルで起きた李承晩(イ・スンマン)政権打倒の学生蜂起。四・一九革命ないし四月革命ともいう。同年3月の大統領選挙での大規模かつ組織的な選挙不正に抗議して,全国的な抗議運動が発生し,特に馬山(マサン)では騒乱状態になった。それに刺激されて,ソウル市内の大学生が立ち上がった。4月19日には,警官隊による発砲で108名が犠牲になり,学生の抗議が革命に発展した。暫定政府のもとで二院制の議院内閣制憲法が採択され,7月の総選挙で張勉(チャン・ミョン)内閣が成立した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android