日本歴史地名大系 「宇栄原村」の解説 宇栄原村ういーばるむら 沖縄県:那覇市旧島尻郡地区宇栄原村[現在地名]那覇市宇栄原(うえばる)一―三丁目・宇栄原小禄(うるく)間切の南東部台地上に位置し、北西は赤嶺(あかんみ)村、南は豊見城(とうみぐすく)間切我那覇(がなふあ)村など(現豊見城市)。ウィーバルと発音する。小禄間切新設以前は豊見城間切に属し、琉球国高究帳に同間切上原(ういーばる)村とあり、高頭八五石余、うち田五八石余・畑二六石余。「琉球国由来記」には宇栄原村・上原村と併記される。「トノモトノ嶽」「アヤ森ノ嶽」「上原之殿」があり、いずれも具志ノロの祭祀管轄(前掲由来記)。明治六年(一八七三)の地頭職宇栄原の家禄・物成ともになく作得一一石余(琉球藩雑記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報