守光公記(読み)もりみつこうき

改訂新版 世界大百科事典 「守光公記」の意味・わかりやすい解説

守光公記 (もりみつこうき)

室町後期の公家広橋守光の日記。1507年(永正4)から21年(大永1)に至る自筆本が,東洋文庫(8冊2軸)と宮内庁書陵部(2冊)に所蔵されている。ほかに延徳・文亀改元記や永正5年足利義尹将軍宣下記など別記類の写本がある。異称は《是称院贈内府記》。守光が1513年武家伝奏となり,幕府との折衝に当たった関係から,当記には公武の政治情勢を示す重要記事が多く含まれている。未刊
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 小泉

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む