守谷村(読み)もりやむら

日本歴史地名大系 「守谷村」の解説

守谷村
もりやむら

[現在地名]勝浦市守谷

鵜原うばら村の西に位置し、伊南房州通いなんぼうしゆうどおり往還が通る。森谷とも記した。南の入江浦で、その西手にだいヶ岬がある。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二五〇石。元禄郷帳には森谷村とあり、高三一四石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高三四一石余、家数一三一、三卿の清水領。享和元年(一八〇一)当時は幕府領で、家数一二五(伊能忠敬測量日記)。旧高旧領取調帳では幕府領。紀伊漁師が地内の荒熊あらくまを根拠に漁業を行い、元文二年(一七三七)当時、八手網一一張があった(「先代集」田中家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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