安定板(読み)アンテイバン

デジタル大辞泉 「安定板」の意味・読み・例文・類語

あんてい‐ばん【安定板】

飛行中の航空機を安定させるための、水平安定板垂直安定板総称ジェット機では、可動式の水平安定板をいうこともある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「安定板」の意味・読み・例文・類語

あんてい‐ばん【安定板】

  1. 〘 名詞 〙 航空機の飛行を安定させるための、水平安定板と垂直安定板の総称。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の安定板の言及

【スタビライザー】より

…これを防ぐため,左右の懸架装置を1本のねじり棒で連結し,一方の車輪のみが大きく上下すると,ねじり棒のばね作用ですばやく元の位置に戻し,車体の横揺れを減少させるスタビライザーが取り付けられている。また,飛行機では安定よく水平な飛行を保持するため,飛行中の縦揺れ(ピッチング)および片揺れ(ヨーイング)を減少させるスタビライザー(安定板)が機体の尾部に装備されている。縦揺れを生じ機首が上がると,尾部に取り付けられた水平安定板(通常,水平尾翼の昇降舵を除いた部分)の迎え角が増して安定板に加わる揚力が増加するため,尾部も上昇し,機体はもとの水平な姿勢に戻る。…

※「安定板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android