安田保
やすだほ
現熊毛町大字安田付近と思われる国衙領、のち東大寺領。
建久四年(一一九三)の将軍源頼朝家政所下文(長門毛利家文書)に、
<資料は省略されています>
とある。また延慶二年(一三〇九)三月の石光家文書に「安田保内為弘名事右云々」とみえる。「寺社証文」所収の正中二年(一三二五)一二月の周防国分寺文書には「免田事」として「安田保二町」とあり、宝徳元年(一四四九)九月の阿弥陀寺文書に「国庁御館給免在所云々、安田保」とみえ、安田保内に国分寺・阿弥陀寺の免田があったことがわかる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 