安田新田(読み)やすだしんでん

日本歴史地名大系 「安田新田」の解説

安田新田
やすだしんでん

[現在地名]海津町安田新田

宮地みやじ村の南、揖斐いび川左岸に立地し、南は安田村。慶安年間(一六四八―五二)の開発とされ、元禄郷帳には安田村に並んで同新田とあり、高四六二石余で幕府領。村明細帳によれば、宝暦九年(一七五九)の田四五四石余・畑八七石余、家数三〇。慶応四年(一八六八)には家数二六・人数一二七、鎮守八幡宮。享和元年(一八〇一)の普請箇所付帳(森川文書)に揖斐川通の悪水仕留圦長さ八間半(高さ三尺余・横六尺余)、同通掛廻堤長さ五間半(高さ一丈一尺・馬踏七尺・敷四丈五尺余)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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