定額医療費支払い制度(読み)ていがくいりょうひしはらいせいど(その他表記)diagnostic related groups; DRG

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「定額医療費支払い制度」の意味・わかりやすい解説

定額医療費支払い制度
ていがくいりょうひしはらいせいど
diagnostic related groups; DRG

保険機関から病院に支払う医療費を,あらかじめ分類された病名症状に応じた一定額にし,その額をこえた分は病院の負担,余れば病院の収入にするというもの。 1983年,アメリカメディケア (老人対象の公的保険) に端を発し,メディケイド (貧困層対象の公的保険) や民間医療保険制度に採用されている。医療費高騰に悩む日本の厚生労働省でも,現在のでき高払い制に代るものとして検討されているが,医療費が比較的低額ですむ一方,病院が収入をふやすために医療の質を落とすのではないかとして反対する意見もある。

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