新撰 芸能人物事典 明治~平成 「宝とも子」の解説
宝 とも子
タカラ トモコ
- 職業
- ラテン歌手
- 本名
- 追風 八代子
- 別名
- 号(書道)=紫宝
- 生年月日
- 大正10年 9月23日
- 出生地
- 広島県 福山市
- 学歴
- 宝塚音楽歌劇学校声学専科〔昭和18年〕卒
- 経歴
- 宝塚音楽歌劇学校声楽専科でオルガ・カラトスワに師事してクラシックを学ぶ。戦時中は宝塚慰問隊一員としてハルピンに出かけた。月組スターとなり、10年間在籍。昭和28年退団後、日本ビクター専属歌手となり、NHKラジオ「ラジオ歌謡」「宝とも子アワー」等に出演。東京キューバンボーイズのバンマス、見砂直照に認められ脚光を浴びる。32年アーサー・キッドの「セ・シ・ボン」を歌い、鼻にかかったため息混じりのかすれ声がセクシーすぎると発禁処分になったが、NHK「紅白歌合戦」にも出場。30年代にラテン音楽の一大ブームを巻き起こし、“ラテンの女王”と呼ばれた。37年中南米で修行。帰国後、40年日本ラテン音楽協会(のち日本ラテンアメリカ音楽協会)を創設し、63年まで会長をつとめた。同年歌手生活50周年記念リサイタルを開催。日本歌手協会常任理事として指導にあたりながら、リサイタルを開いた。
- 所属団体
- 日本ラテン音楽協会,日本歌手協会
- 受賞
- 芸能功労者表彰(平11年度)〔平成12年〕
- 没年月日
- 平成13年 8月2日 (2001年)
- 伝記
- 惜別―忘れ得ぬ人たち 朝日新聞東京本社企画報道部 編(発行元 主婦の友社 ’03発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報