宝の笠(読み)たからのかさ

精選版 日本国語大辞典 「宝の笠」の意味・読み・例文・類語

たからのかさ【宝の笠】

  1. 狂言。各流。都の詐欺師に古い菅笠を隠れ笠だとだまされて買って帰った太郎冠者は、主人に疑われてだまされたと気づき、隠れ笠であるかのようにいろいろとりつくろうが、結局失敗する。大蔵流では「隠笠」という。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android