隠笠(読み)かくれがさ

精選版 日本国語大辞典 「隠笠」の意味・読み・例文・類語

かくれ‐がさ【隠笠】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. かぶるとからだが見えなくなるという笠。隠れ蓑笠
      1. [初出の実例]「かくれみのかくれ笠をもえてしがなきたりと人に知られざるべく〈平公誠〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑賀・一一九二)
    2. 植物えいざんすみれ(叡山菫)」の古名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  2. [ 2 ] 狂言「たからのかさ(宝笠)」の別名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android