詐欺師(読み)サギシ

デジタル大辞泉 「詐欺師」の意味・読み・例文・類語

さぎ‐し【詐欺師】

詐欺常習とする者。かたり。いかさまし。
[類語]ペテン師いかさま師山師食わせ者当たり屋凶漢凶賊奸賊海賊山賊賊徒賊子逆賊謀反人悪人悪者悪漢悪党悪玉悪女毒婦あくわる凶徒凶手人非人人でなし奸物曲者暴漢暴れ者暴れん坊暴徒荒くれ者ごろつきならず者地回りやくざ暴力団無頼漢無法者与太者ごろちんぴらあぶれ者

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精選版 日本国語大辞典 「詐欺師」の意味・読み・例文・類語

さぎ‐し【詐欺師】

  1. 〘 名詞 〙 巧みに人をだまして、金や品物を奪う人。詐欺を常習とする人。いかさまし。
    1. [初出の実例]「投機師(やまし)だの詐欺師だのと云はれて」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵投機)

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世界大百科事典(旧版)内の詐欺師の言及

【メルビル】より

…このころから厭人的傾向が強まり,56年には,気分転換のためヨーロッパ,中近東を旅行する。 《バートルビー》《ベニートー・セレーノ》などの優れた短編を収めた《ピアザ物語》(1856),ミシシッピ川を下る船を舞台に悪魔めいた人物がさまざまな扮装で登場して人間の醜さを暴く問題作《詐欺師》(1857)なども世間に認められなかったので,生活のため66年から20年間ニューヨークの税関に勤務する一方,詩作に転じた。南北戦争に取材した《戦争詩集》(1866),20年前に聖地を訪れた記憶をもとに,信仰の問題を扱う2万行近い長編物語詩《クラレル》(1876),《ジョン・マーとその他の水夫たち》(1888)などを出版したほか,未完の短編《ビリー・バッド》(1924)を残して,世を去った。…

※「詐欺師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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