日本歴史地名大系 「宝生金五郎拝借地」の解説 宝生金五郎拝借地ほうしようきんごろうはいしやくち 東京都:千代田区旧神田区地区宝生金五郎拝借地[現在地名]千代田区鍛冶町(かじちよう)一丁目野島(のじま)屋敷の東に位置する能楽師宝生金五郎の拝借地。東は元乗物(もとのりもの)町、南は町会所付(まちがいしよつき)請負地、北は神田塗師(かんだぬし)町。沿革図書によると、もとは新革屋(しんかわや)町の町域であったが、元禄一〇年(一六九七)の大火後に明地となった。文政一二年(一八二九)の絵図では西方の鎌倉横(かまくらよこ)町東側の明地に宝生新之丞拝借地がみえ、文久元年(一八六一)の絵図でも変わらないが、安政六年(一八五九)再版の尾張屋版切絵図には野島屋敷東隣に拝借地がみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by