実物資産(読み)ジツブツシサン

デジタル大辞泉 「実物資産」の意味・読み・例文・類語

じつぶつ‐しさん【実物資産】

土地建物機械原材料製品などの形で保有する資産。現金・預金有価証券・貸出金などの金融資産に対していう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の実物資産の言及

【インフレ・ヘッジ】より

…また,たとえインフレが予想されており,かつ表面的には金利が固定されていない金融資産であっても,もし金利規制等により名目利子率の上限が決められていると,インフレ率の上昇に伴い,ある点から実質金利は低下しはじめる。 こうした理由から家計や企業は,インフレの起こる可能性が高いと判断した場合,金融資産の保有を減らし,債務を増加させて,不動産や貴金属,骨董(こつとう)品等の実物資産(物的裏付けのある資産)を購入する現象がしばしばみられる。この結果,インフレが実際に進行していく過程で,住宅建設ブームや土地投機ブームが起こったり,金やダイヤ等の価格が騰貴したり,あるいは書画,骨董品,切手等の市場がブーム状況を呈することになる。…

【金融資産】より

…資産のうちで土地・建物や機械・設備などの実物資産を除いたものをいい,金融的な負債である金融負債と対比される。現金通貨や預貯金・有価証券はもちろん,保険証書や信託受益証券をも含む。…

※「実物資産」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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