客発句に亭主脇(読み)キャクホックニテイシュワキ

デジタル大辞泉 「客発句に亭主脇」の意味・読み・例文・類語

きゃく発句ほっく亭主ていしゅわき

連歌連俳で、客に発句をよませ、主人脇句をつけること。客に花をもたせることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客発句に亭主脇」の意味・読み・例文・類語

きゃく【客】 発句(ほっく)に亭主(ていしゅ)(わき)

  1. 連歌や連俳では客に発句を作らせ、主人は脇句をつけて、客に花をもたせること。また、主人側が遠慮して客に花をもたせることのたとえにもいう。客人発句に亭主脇。客人シテに亭主ワキ。
    1. [初出の実例]「いやいや、客発句に亭主わきと申、ひらに先そなたからさしめ」(出典:虎寛本狂言・八句連歌(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android