宮原新田村(読み)みやはらしんでんむら

日本歴史地名大系 「宮原新田村」の解説

宮原新田村
みやはらしんでんむら

[現在地名]茅野市豊平とよひら 宮原

小泉こいずみ(一〇七〇メートル)の西北部にあり、北はやな川を隔てて下古田に隣接する。正保二年(一六四五)の開発で、親村は古田村、草分人は平五郎杢左衛門とある(諏訪史)。「諏訪郡諸村旧蹟年代記」には「元徳阿弥堂と云所より十五社明神宮ノ宮免開発清水有之候故住居ス宮原故宮原ト云哉」とある。新田というより古田村の古跡元徳阿弥堂(嘉禎の頃徳阿弥寺があった所といい、近くに精進場しようじんば・北門前・南門前などの地字を存する)や十五社の社地で水のある所に移ってきたと伝えられ、村役は古田村の内で務め、肝煎免もない新田である(豊平村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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