宮寺村(読み)みやでらむら

日本歴史地名大系 「宮寺村」の解説

宮寺村
みやでらむら

[現在地名]熊本市二本木にほんぎ二―四丁目

白川右岸に位置し、東と北は古町ふるまち村、西は田崎たさき村・八島やしま村に接する。建武五年(一三三八)九月二三日の範綱譲状案(詫摩文書)に「一、同国府中内宮寺屋敷一所」とある。寛永一二年(一六三五)の地撫帳では横手手永に属し、帳前一一八石一斗余、うち引高四石五斗余・毛付一一三石五斗余、田四反余・畠一四町余とし、当竿前は田三反余・畠一一町八反余を記載する。「国誌」に「高塚村室小路村等ノ小村アリ」とし、さらに「宮寺村町 宝暦四年起立」とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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