宮崎忠五郎(読み)みやざき ちゅうごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮崎忠五郎」の解説

宮崎忠五郎(初代) みやざき-ちゅうごろう

?-? 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方
江戸三座で初代都太夫和中,宮古路(みやこじ)綱太夫らの相方をつとめ,宝暦2年(1752)富本豊前掾(ぶぜんのじょう)(初代豊前太夫)の立三味線となる。富本節最初の三味線方。

宮崎忠五郎(2代) みやざき-ちゅうごろう

名見崎徳治(なみざき-とくじ)(3代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宮崎忠五郎の言及

【富本】より

…そして富本初期の名作のほとんどが清元節にとり込まれてしまった。 三味線弾きは初世豊前時代の宮崎忠五郎,2世鳥羽屋里長(りちよう),7世にわたる名見崎徳治,三保崎兵助らで,そのうち7世名見崎徳治は1900年に新派を立てている。第2次大戦後は,古曲保存の〈富本七重会〉が組織されたり,平井澄子,石川潭月(たんげつ)らの〈富本研究会〉があったが,石川潭月は65年に〈富本芝屋会〉を興して家元芝屋統園を名のった。…

※「宮崎忠五郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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