宿場女郎(読み)シュクバジョロウ

デジタル大辞泉 「宿場女郎」の意味・読み・例文・類語

しゅくば‐じょろう〔‐ヂヨラウ〕【宿場女郎】

宿場にいた下等な遊女飯盛めしもり女郎。

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精選版 日本国語大辞典 「宿場女郎」の意味・読み・例文・類語

しゅくば‐じょろう‥ヂョラウ【宿場女郎】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、宿場にいた下等な遊女。宿場玉。めしもりじょろう。
    1. [初出の実例]「お杉、宿場女郎(シュクバヂョラウ)の拵らへにて、馬の尾筒を取り、引摺りながら出て来り」(出典:歌舞伎・敵討櫓太鼓(1821)二幕)

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世界大百科事典(旧版)内の宿場女郎の言及

【飯盛女】より

…江戸時代の旅宿にいた制限付きのいわば半公認の私娼(ししよう)の俗称で,たんに飯盛ともいい,食売女(めしうりおんな),宿場女郎(しゆくばじよろう),〈おじゃれ〉などとも呼ぶ。交通の要地にはすでに平安時代には売春婦がおり,交通と経済の発達に伴い,その数は増加した。…

※「宿場女郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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