寂び返る(読み)サビカエル

デジタル大辞泉 「寂び返る」の意味・読み・例文・類語

さび‐かえ・る〔‐かへる〕【寂び返る】

[動ラ四]ひっそりと静まりかえる。
「夜すでに深ければ、さしもせき合ひつる城中―・りて」〈太平記・二九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寂び返る」の意味・読み・例文・類語

さび‐かえ・る‥かへる【寂返】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 まったく静かになる。さびしくひっそりとする。
    1. [初出の実例]「京中は忽にさびかへり、嵐の後の木葉の如く、己が様々散行ば」(出典:太平記(14C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android