デジタル大辞泉 「寄さる」の意味・読み・例文・類語 よさ・る【寄さる】 [動ラ四]「よそる」の上代東国方言。「遠しとふ故奈の白嶺しらねに逢ほしだも逢はのへしだも汝なにこそ―・れ」〈万・三四七八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「寄さる」の意味・読み・例文・類語 よさ・る【寄】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 動詞「よそる(寄)」にあたる、上代東国方言 ) 引き寄せられる。また、比喩的に、異性と関係があるとうわさされる。[初出の実例]「遠しとふ故奈の白嶺に逢ほ時(しだ)も逢はのへ時も汝にこそ与佐礼(ヨサレ)」(出典:万葉集(8C後)一四・三四七八)寄さるの補助注記動詞「よす(寄)」に助動詞「らる」の付いた「よせらる」にあたる上代東国方言とする説もある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例