密度検層(読み)みつどけんそう(その他表記)formation density logging

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「密度検層」の意味・わかりやすい解説

密度検層
みつどけんそう
formation density logging

線源から放出され,岩石内で散乱したのち検出器に入ってくるガンマ線 (γ線) の強度を測定することによって,岩石層の密度を推定する検層法。コンプトン散乱により検出器に入射するγ線の強弱地層電子密度に比例し,この電子密度は地層の密度の関数となる。したがって,このγ線の検出から地層の密度が求められる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の密度検層の言及

【物理検層】より

…地層の弾性波速度はそれ自体地層の重要な物性であるが,これから地層の孔隙率を推定することもできる。(2)密度検層 放射線源からのγ線の散乱が地層の電子密度に比例する現象(コンプトン散乱)を利用して岩石の密度を調べる。密度検層の結果も,音波検層と同様地層の孔隙率を知るのに役だつ。…

※「密度検層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む