寵き傅く(読み)いつきかしずく

精選版 日本国語大辞典 「寵き傅く」の意味・読み・例文・類語

いつき‐かしず・く‥かしづく【寵傅】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 たいせつにして養い守る。手厚く扱い、目をかける。
    1. [初出の実例]「おぼえやむ事なくおはするが宮腹に、ひとりいつきかしづき給ふ御心おごりいとこよなくて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)
    2. 「鼠蛙をしゃうじて、いつきかしづきもてなす事きはまりなし」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む