紅葉賀(読み)モミジノガ

デジタル大辞泉 「紅葉賀」の意味・読み・例文・類語

もみじ‐の‐が〔もみぢ‐〕【紅葉賀】

紅葉ころに催す賀の祝宴。また、紅葉の木陰で宴を開くこと。 秋》「―わたしら火鉢あっても無くても/青畝
源氏物語第7巻の巻名。光源氏18歳から19歳。源氏が舞を舞った紅葉のころの祝宴と、藤壺皇子出産などを描く。

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精選版 日本国語大辞典 「紅葉賀」の意味・読み・例文・類語

もみじのがもみぢのガ【紅葉賀】

  1. 「源氏物語」第七帖の名。光源氏一八歳の一〇月から一九歳の七月まで。朱雀院行幸の試楽での源氏の舞う青海波のはなやかさ、藤壺の生んだ皇子が自分に生き写しと知って苦悩する源氏と藤壺、老女房源典侍をめぐる頭中将と源氏の悪ふざけなどを中心に描く。

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