対象愛(読み)たいしょうあい(その他表記)object love

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対象愛」の意味・わかりやすい解説

対象愛
たいしょうあい
object love

リビドー外部対象に向けられることを意味する精神分析学の用語対象リビドーともいう。自己愛 (2次的なナルチシズム ) に対立する概念

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の対象愛の言及

【リビドー】より

…しかしのちには,自己保存本能もリビドーとともに作動するものと考えられた。そしてリビドーが自己に向いた状態を〈自我リビドーego libido〉〈自己愛(ナルシシズム)〉,それが自己以外の対象に向いた状態を〈対象リビドーobject libido〉〈対象愛object love〉と呼んだ。フロイトは晩年には,〈エロス〉(しだいに増大する統一体を作り出しこれを維持することがエロスの目的。…

※「対象愛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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