封結(読み)ふうむすび

精選版 日本国語大辞典 「封結」の意味・読み・例文・類語

ふう‐むすび【封結】

〘名〙 紐の結び方の一つ手箱などの結び方で、巻きこんだ巻き数を覚えておいて他人があけた場合の心覚えとする。ふうじむすび。
今昔(1120頃か)二七「大きなる餌袋に交菓子を鉉(はた)と等しく調へ入れて、緋の組を以て上を強く封結(ふうむすび)にして」
[補注]「随・松屋筆記」には「封結(フウユヒ) 今昔廿七」とある。

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