尋常師範学校(読み)じんじょうしはんがっこう

精選版 日本国語大辞典 「尋常師範学校」の意味・読み・例文・類語

じんじょう‐しはんがっこうジンジャウシハンガクカウ【尋常師範学校】

  1. 〘 名詞 〙 中等学校師範学校教員を養成する高等師範学校に対して、小学校教員となるべき者を養成する所として設けられた学校。明治一九年(一八八六設置修業年限は四年(のち女三年)。同三〇年に師範学校と改称した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の尋常師範学校の言及

【師範学校】より

…各府県には講習所,養成所などの速成養成機関が設置されたが,75年前後から漸次府県立の師範学校として再編統合され,東京の男女両師範学校を除く官立師範学校をも吸収,81年師範学校教則大綱,83年府県立師範学校通則によって本格的な小学校教員養成機関として整備された。86年師範学校令を制定,師範学校を高等,尋常に二分し,各府県に小学校教員養成のための尋常師範学校(年齢17歳以上,修業年限4年)を確立。順良,信愛,威重の3気質を目標とした画一的な教育内容や兵式体操の導入,学資支給制,卒業後の服務義務の制,全寮寄宿制による生活規制などにより,独特な人物重視の教育を実施することとなった。…

※「尋常師範学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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