日本大百科全書(ニッポニカ) 「小中之湖干拓地」の意味・わかりやすい解説 小中之湖干拓地しょうなかのこかんたくち 滋賀県の琵琶湖(びわこ)東岸にある干拓地。小中之湖は近江八幡(おうみはちまん)市、東近江市にまたがる琵琶湖の付属湖で、大中之湖中の南に接していたが、第二次世界大戦中の食糧増産政策によって、1942年(昭和17)に干拓が計画され、1947年に完成した。総面積は300ヘクタール(耕地面積286ヘクタール)で、大中之湖干拓以前まで琵琶湖最大の干拓地であった。入植当時の散村的な集落景観が残る。[高橋誠一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例