ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東近江市」の意味・わかりやすい解説 東近江〔市〕ひがしおうみ 滋賀県南東部,愛知川上・中流域に広がる市。鈴鹿山脈の西斜面を占め,東で三重県に接する。2005年八日市市,永源寺町,五個荘町,愛東町,湖東町の 1市 4町が合体。2006年能登川町,蒲生町を編入。中心市街地の八日市は御代参街道と八風街道の交点に位置し,古くから市場町として発展。愛知川の支流御池川の上流域にある君ヶ畑,蛭谷は木地師 (→木地屋) 発祥の地として有名。五個荘は近江商人の出身地の一つ。能登川は中世以来近江麻布の主産地だったため,麻紡織工場が多い。愛知川流域の平野部では米作が行なわれ,山間部ではチャ (茶) を栽培。近江牛の飼育も行なわれる。伝統工業に西陣織の帯地生産があり,長 (おさ) の梵鐘鋳造も有名。条里制遺構や,大中の湖干拓地で発見された大中の湖南遺跡 (国の史跡) など上古の遺跡が多い。また押立神社,春日神社,布施神社,弘誓寺 (ぐせいじ) など有名社寺が多数あり,南花沢と北花沢のハナノキはともに国の天然記念物。市域の一部は鈴鹿国定公園,および湖東県立自然公園に属する。近江鉄道本線から八日市線が分岐。名神高速道路のインターチェンジがあり,国道8号線,307号線,421号線などが通る。面積 388.37km2。人口 11万2819(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「東近江市」の解説 東近江市ひがしおうみし 2005年2月11日:八日市市と神崎郡五個荘町・永源寺町、愛知郡愛東町・湖東町が合併⇒【五個荘町】滋賀県:神崎郡⇒【永源寺町】滋賀県:神崎郡⇒【八日市市】滋賀県⇒【愛東町】滋賀県:愛知郡⇒【湖東町】滋賀県:愛知郡 東近江市ひがしおうみし 2006年1月1日:東近江市が蒲生郡蒲生町、神崎郡能登川町を編入⇒【蒲生町】滋賀県:蒲生郡⇒【能登川町】滋賀県:神崎郡⇒【東近江市】[変更地名]滋賀県 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by