小倉基(読み)おぐら・もとい

朝日日本歴史人物事典 「小倉基」の解説

小倉基

生年生没年不詳
明治期,樺太捕鯨の創始者。明治29(1896)年単独で樺太での捕鯨事業を志し,ロシアより捕鯨権を獲得。同31年に網,銛など日本の捕鯨具で20頭を捕獲。翌年函館でデンビー商会を営む帰化ロシア人アルフレッド・ゲオルギー・デンビーと共同し,秋漁にノルウェー捕鯨船オリガ号で35頭を捕獲したが,鯨肉の価格の暴落解散。鰊漁業権を得たが,日露戦争の勃発(1904)によりこれも頓座。<参考文献>加藤強『樺太と漁業』

(石田好数)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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