小古瀬村(読み)おごせむら

日本歴史地名大系 「小古瀬村」の解説

小古瀬村
おごせむら

[現在地名]栄町小古瀬

貝喰かいばみ川沿い、芹山せりやま村の南にあり、南は釈迦塚しやかづか新田(現見附市)に接する。慶長三年(一五九八)頃の新発田御領内高付帳(新発田市史資料)には「おこせ村」とみえ、鬼木おにぎ村など一二村で一千五一石二斗余。同一〇年の給知方村々高目録(同資料)には「小後瀬村」と書かれ、毛付一六石七斗余・荒一四石四斗余。同一五年頃の給知方ほど役帳(同資料)によれば三軒が炉役四斗を、甚四郎が紺屋役二斗五升を負担。寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)では「小古瀬村同新田共」として物成高三三四石六斗余、家数九二・人数六六九。寛保三年(一七四三)頃の寛保組村郷帳石高(釈迦塚区有文書)によれば、田一三町七反余・分米七八石四斗余、畑九町二反余・分米二二石九斗余、野一町余・野直銭五四八文、小古瀬新田を含め家数一五九(本家三三、名子家・間脇家各六三)・人数一千一九〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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