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訴訟 そしょう procedure; Prozeß

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

訴訟
そしょう
procedure; Prozeß

裁判によって,私人間あるいは国家と国民間の紛争,利害の衝突を法律的に解決調整するために,当事者を関与させて審判する手続をいう。審判の対象となる紛争,事件の性質によって,民事訴訟刑事訴訟行政訴訟などの区別がある。

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デジタル大辞泉の解説

そ‐しょう【訴訟】

うったえ出ること。裁判を申し立てること。特に、紛争・利害の対立を法律的に解決・調整するために、公権力(裁判権)により、利害関係人訴訟当事者として関与させて審判する手続き。民事訴訟刑事訴訟などの別がある。「訴訟を起こす」
嘆願すること。哀訴すること。
「思ひ切て亭主に―し」〈浮・娘気質・一〉

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百科事典マイペディアの解説

訴訟【そしょう】

裁判権に基づいて紛争や利害の衝突を法律的・強制的に解決する制度ないし手続だが,特に,対立する利害関係人を当事者として関与させて行う手続をいう。対象とする事件の性質により,民事訴訟刑事訴訟行政訴訟の別がある。
→関連項目クラス・アクション

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かんたん不動産用語解説の解説

訴訟

訴える者と訴えられる者を当事者とし、司法機関第三者としての立場から裁判をなす手続き。

出典|(株)ネクストコーポレーション
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世界大百科事典 第2版の解説

そしょう【訴訟】

社会に生じる利害の衝突を公正に処理するために,裁判所が,対立する利害関係者を当事者として審理に関与させ,双方に対し,その言い分を述べ,証拠を出す機会を平等に与えて主張・立証を尽くさせ,これらを公正に判断して判決を下す手続をいう。しかも,近代国家においては,その判断の基準も手続の進め方も法律によって規律されているものである。裁判と同義に用いられることが多い(裁判)。
[訴訟の種類とそれぞれの特色]
 現在は,訴訟といわれるものには,民事訴訟刑事訴訟行政訴訟の3種類がある。

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大辞林 第三版の解説

そしょう【訴訟】

( 名 ) スル
訴える者と訴えられる者を当事者とし、裁判機関が第三者としての立場から裁判をなす手続き。 「民事-」 「 -を起こす」
不平・嘆き・希望などを人に言うこと。うったえること。 「地下の人々-していはく/仮名草子・伊曽保物語」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

訴訟
そしょう

社会生活上、発生した紛争や利害の対立を、国家権力によって法律的に解決調整するために、対立する利害関係人を訴訟当事者として、その主張を聞き、審理裁判する手続を一般的に訴訟という。法は本質的に強制の契機を含んでいるが、この強制を法規範的な力として、法の実効性を担保する制度が訴訟である。訴訟は、われわれが法律生活を営むについて欠くことのできない制度であり、現代の法治国家においては、司法権の国家独占によって、国家がそれを司宰・営為している。しかし国家成立以前の古代社会にも、団体的統制の一型態として長老裁判のようなものがあった。これは訴訟制度の萌芽(ほうが)とみるべきものといわれている。
 いずれにしろ訴訟制度は、国家機構の発達に伴って整備され、その内容を充実して、現在のような組織体系をもつに至ったものである。近代法治国家における訴訟は一般に要件事実を認定し、それに法律を適用して行われている。訴訟の内容と形式は、時代によって変遷している。しかし訴訟を締めくくるものはつねに裁判である。訴訟となるには、まず裁判により解決せられるべき事件がある。そして裁判する者と裁判される者とが対立し、裁判する者が権威を背景として、その事件に対する法的判断を与えるのである。それが裁判であって、その裁判に至るまでの過程が訴訟である。
 つまり、訴訟は、それに関与する判断機関と両当事者の段階的な訴訟行為の連続によって、裁判に至るまで進行する手続の形式をとっている。その手続が法によって規律されているから法律的手続であり、訴訟法は、主としてそのための法規である。
 現在、すべての訴訟は、民事訴訟ばかりでなく刑事訴訟も行政訴訟も、形式的には原告と被告との対立する二当事者主義の構造をとっている。しかしローマ法にさかのぼる二当事者主義訴訟が本来の姿で行われているのは、民事訴訟と私人訴追主義による刑事訴訟とに限られ、日本やドイツにおけるような国家訴追主義による刑事訴訟には糾問主義が、また行政訴訟には監督主義がその背景となっていて、二当事者主義の訴訟構造は、いわば借り衣装であるということができるであろう。
 なお、民事訴訟は当事者の私法上の権利保護を第一義的目的として、その主体性を当事者に置く制度として発達し、刑事訴訟は法秩序維持のため犯罪に対し刑罰を科することを目的として、国家に主体性のある制度となっている。行政訴訟は近代法治国家機構のもとに発生・発達した比較的新しい制度であって、当事者の権利保護という点では民事訴訟と同じであるが、その保護の対象は公法上の権利関係であって、本来の民事訴訟とは、その制度の目的や性格は異なっている。[内田武吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の訴訟の言及

【公事師】より

…江戸時代,出入師・公事買などとも呼ばれた非合法の訴訟代理業者。訴訟当事者の依頼を受けて訴訟技術を教示し,書面の代書を行い,内済(ないさい)(和解)の斡旋をするほか,当事者の親族・奉公人あるいは町村役人などを偽称して出廷し,訴訟行為の代理ないし補佐を行って礼金を得,また古い借金証文や売掛帳面などを買い取り,相手方が訴訟による失費や手間をいとい内済すると見通して出訴するなど,裁判・訴訟に関する知識や技術を利用したさまざまな行為を稼業とした。…

【裁判】より

…したがって,かつての軍法会議のように,国民の特定の一部や特定の事件を特別の機関が裁くということは認められない。すべての国民には,国家とその機関に対する苦情を含めて,すべての法的争訟を正規の裁判所に訴え,原則として公開の裁判を受ける権利が保障され(〈裁判を受ける権利〉〈訴訟〉の項参照),高度の専門的訓練を受けた弁護士の助力を受けることができる(刑事事件では被告人は国費で弁護士を依頼する権利をも与えられている。国選弁護)。…

【仲裁】より

…争いの当事者双方が,争いの解決を第三者にゆだね,それに基づいてなされた第三者の判断が当事者を拘束することにより紛争の解決に至る制度。仲裁は当事者の合意により紛争が解決される調停,当事者の一方の申立てに基づき,国内のまたは国際的な裁判所が強制的に紛争を解決する訴訟とは異なる(国際法上の仲裁裁判については〈国際裁判〉の項参照)。
[民事上の仲裁]
 民事上の仲裁には,〈公示催告手続及ビ仲裁手続ニ関スル法律〉の定めるもののほか,制定法上のものとして公害紛争処理法(1970公布)および建設業法(1949公布)によるものがあるが,ここでは前者のみ説明する。…

【中世法】より

…しかし公家法では,検非違使庁(けびいしちよう)で法の解釈・運用に当たった明法(みようぼう)家によって贖銅法が多用されるようになったほか,本所法・武家法において財産とくに所領(しよりよう)没収の刑が広く行われるようになり,ここに没収刑は追放刑と並んで,中世の刑罰体系の中心に位置づけられたのであった。 第3に私権保護のための訴訟法の発達がある。王朝・幕府の分立,統治権の部分的委譲を得た多数の本所の存在,このような権力状況と対応して,公家法・幕府法・本所法が並存し,それぞれ固有の法圏をもち,法廷を用意したことが,競合と相互刺激による訴訟法の発達を促したことは否むべくもないけれども,やはりその根底には私権保護,むしろ私権の所有者がみずから私権を護るという私権防衛の思想があったことを重視しなければならない。…

【庭中】より

…庭の意から転じて法廷,さらに特定の手続または内容の訴訟をいう。鎌倉末・南北朝期,朝廷の記録所や院の文殿(ふどの)に庭中と呼ぶ訴訟手続があり,暦応雑訴法の規定では,手続の過誤の救済を求めるものと思われる。…

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