日本歴史地名大系 「小右衛門新田」の解説 小右衛門新田こえもんしんでん 東京都:足立区小右衛門新田[現在地名]足立区梅島(うめじま)二丁目・中央本町(ちゆうおうほんちよう)一―五丁目・青井(あおい)一―二丁目など島根(しまね)村の南東に位置し、北から東は栗原(くりはら)村と島根村の飛地、南東は次郎左衛門(じろうざえもん)新田、南は千住町。岩付太田氏の旧臣で高力清長の家臣渡辺小右衛門常頓が同輩を討ち出奔、元和二年(一六一六)に当地を開墾したと伝える(渡辺家文書)。元禄郷帳に村名がみえ、高一一三石余。安永二年(一七七三)村の南東を灌漑する八条道添(はちじようみちぞい)堀の管理をめぐり、当新田の者が畔巻(畔状の小規模堤防)を勝手に取払い水論が発生。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by