最新 地学事典 「小型花化石」の解説
こがたはなかせき
小型花化石
flower mesofossil
メソフォッシルの一つで,特に立体的に保存された白亜紀の花や果実化石を指す。野火でチャコール化したことが原因で,植物組織が元の構造を保った状態で立体的に保存されている。長さ数mm未満~15mm程度。1981年にスウェーデンの上部白亜系から初めて報告されて以来,世界中の白亜系から報告される。国内では福島県広野町の双葉層群足沢層(下部Coniacian)から報告がある。マイクロX線CTを用いた組織学的研究が展開されている。参考文献:高橋正道(2006) 被子植物の起源と初期進化,北海道大学出版会
執筆者:矢部 淳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

