小塩津村
こしおづむら
[現在地名]渥美町小塩津
太平洋岸に臨み、東は和地村一色と境し、北は保美村に対し、西は堀切村に接する。一四世紀末頃に伊良胡御厨七郷は京都の烏丸大納言家の領となり、代官馬場右近進が小塩津に城砦を築いていた。延徳年間(一四八九―九二)戸田宗光に攻略され戸田氏領となり、大永三年(一五二三)馬場氏は滅亡した(渥美郡史)。天文一六年(一五四七)今川氏領となり、永禄八年(一五六五)に徳川氏領となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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