小屋木村(読み)こやぎむら

日本歴史地名大系 「小屋木村」の解説

小屋木村
こやぎむら

[現在地名]小高町小屋木

北東流する小高川の流域に位置し、北は飯崎はんさき村、東は吉名よしな村。小谷木とも記される。明暦二年(一六五六)南の枝郷上根沢うわねざわ村を分村したが(相馬藩政史)、「奥相志」には承応三年(一六五四)の分村とある。天保郷帳には「古者 小屋木村・上根沢村弐ケ村」と注記される。永徳元年(一三八一)八月一七日の石橋和義奉書(相馬文書)によると、「行方郡内小谷木村」などの所領が相馬氏の惣領憲胤に安堵されている。正保郷帳では田方四二八石余・畑方一三五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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