日本歴史地名大系 「相馬郡」の解説
相馬郡
そうまぐん
- 千葉県:下総国
- 相馬郡
〔古代〕
相馬郡
そうまぐん
明治二九年(一八九六)
〔原始・古代〕
小高町南東部にはかつて
相馬郡
そうまぐん
- 茨城県:下総国
- 相馬郡
現茨城県域から現千葉県域にまたがる郡。養老五年(七二一)の下総国倉麻郡意布郷戸籍(正倉院文書)が現存し、天平一七年(七四五)の両口布袋(正倉院宝物)に「下総国相馬郡大井郷戸主矢作部麻呂調并庸布壱端」の墨書がある。「万葉集」巻二〇には天平勝宝七年(七五五)防人として筑紫に派遣された「相馬郡の大伴子羊」の歌がみえ、天平宝字六年(七六二)の奉写石山大般若所解(正倉院文書)などに「下総国相馬郡」の矢作真足・久須原部広嶋の名がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報