小屏風(読み)こびょうぶ

精選版 日本国語大辞典 「小屏風」の意味・読み・例文・類語

こ‐びょうぶ‥ビャウブ【小屏風】

  1. 〘 名詞 〙 小形の屏風
    1. [初出の実例]「亀山院御時、こ屏風すずり箱を折句くつ冠にをきて、〈略〉こま渡す一瀬も見えずやへこほりうは波なきは深き水底〈藤原為氏〉」(出典:続千載和歌集(1320)雑体・七一九・詞書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小屏風の言及

【屛風】より

…【須山 努】
[日本]
 日本における屛風は,一般に縦長長方形の木枠に,紙や布を張ったものを1単位(1扇)とし,これを2扇,4扇,6扇,8扇,10扇とつなぎ合わせ,折り畳めるよう作られている。六曲一双(6扇のもの二つで一組)を基準とし,高さ5尺前後を本間(ほんま)屛風,3尺前後を小(こ)屛風と呼ぶ。表面に絵や書などを書いたもの,金屛風,網代(あじろ)屛風,弓箭(ゆみや)屛風,衣桁(いこう)屛風など種類は多い。…

※「小屏風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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