小川運平(読み)オガワ ウンペイ

20世紀日本人名事典 「小川運平」の解説

小川 運平
オガワ ウンペイ

明治〜昭和期の中国研究家



生年
明治10(1877)年8月10日

没年
昭和10(1935)年1月14日

出身地
埼玉県

経歴
初め近代中国・蒙古の研究に努め、明治32〜33年北清事変に陸軍通訳として従軍、のち3年間清(中国)に滞在して「北清大観」を著す。37年日露戦争にも出征し、のち頭山満らと、44年の辛亥革命援助。対支連合会、国民外交同盟会などに参加した。昭和6年満州事変後に同地を視察し、著書「満洲博物篇」「熱河概観」を著した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小川運平」の解説

小川運平 おがわ-うんぺい

1877-1935 明治-昭和時代前期の中国研究家。
明治10年8月10日生まれ。北清(ほくしん)事変に陸軍通訳として従軍し,3年間清(中国)に滞在して「北清大観」をあらわす。頭山満らと辛亥(しんがい)革命を援助。対支連合会,国民外交同盟会などに参加。昭和10年1月14日死去。59歳。埼玉県出身。著作に「満洲博物篇」「熱河概観」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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