日本歴史地名大系 「小田庄」の解説 小田庄おたのしよう 兵庫県:尼崎市旧武庫郡地区小田庄古代武庫郡雄田(おた)郷(和名抄)の郷名を継承すると考えられる。同郷の郷域は市の中央部西端、武庫川東岸辺りに比定されている。正平一〇年(一三五五)四月一〇日の楠木正儀下知状写(影考館所蔵諸寺文書纂影写本)に摂津国小田庄とみえ、前年一二月二一日に後村上天皇から河内の金剛(こんごう)寺(現大阪府河内長野市)に毎年結縁灌頂料所として寄進されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報