小申田横穴群(読み)こさるだよこあなぐん

日本歴史地名大系 「小申田横穴群」の解説

小申田横穴群
こさるだよこあなぐん

[現在地名]現いわき市小川町上平 小申田

夏井なつい川左岸の西に張出す丘陵の狭細な谷部斜面に立地し、南向き斜面と西向き斜面に構築される。昭和六一年(一九八六)市道改良工事に伴い発掘調査が行われた。この結果、古墳時代後期から奈良時代にかけて造営された横穴四三基、直刀・小刀・刀子・鉄鏃・鐔・弓・手斧・釧・玉類・土師器須恵器などおびただしい副葬品が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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