精選版 日本国語大辞典 「小突・小衝」の意味・読み・例文・類語
こ‐づ・く【小突・小衝】
〘他カ五(四)〙 (「こ」は接頭語)
※真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉一八「私をこづいたり腕を持って引張ったりして」
② 拳骨でたたく。打つ。なぐる。また、おさえてゆする。
※浄瑠璃・道中亀山噺(1778)四「どづけこつけと掴(つかみ)合ふ」
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一「戸をこづいて見ると」
③ いじめる。いじめ苦しめる。
※玉塵抄(1563)二二「紂が天下万民をせめこづいてとりをさめた財とつみおいた米穀を」
④ 「撞(つ)く」をいう奴詞(やっこことば)。
※浮世草子・好色産毛(1695頃)四「後夜の鐘をこづき申に」
こ‐ず・く ‥づく【小突・小衝】
〘他カ五(四)〙 ⇒こづく(小突)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報