小糸工業(読み)こいとこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小糸工業」の意味・わかりやすい解説

小糸工業
こいとこうぎょう

信号など道路・交通機関関連機器メーカー。小糸製作所系。1915年創業の鉄道信号用レンズ製造業,小糸源六郎商店を前身に,1947年内外商事として設立。1948年小糸商事に改称,1957年社名を小糸工業に変更。1967年小糸製作所より鉄道車両部品,交通信号保安機器,照明電機などの営業権を譲り受ける。モータリゼーション発達に合わせて道路情報表示装置や管制システムで急成長した。鉄道車両の車内案内装置,東陶機器(→TOTO)向けの衛生機器,新幹線・航空機用シートも製造。2011年会社分割により航空機シート事業以外の事業を新設子会社のコイト電工へ移管し,事業持株会社 KIホールディングスとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android