小糸製作所(読み)こいとせいさくしょ(その他表記)KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

百科事典マイペディア 「小糸製作所」の意味・わかりやすい解説

小糸製作所[株]【こいとせいさくしょ】

自動車用照明器の大手メーカー。トヨタ自動車向けが約5割を占める。1915年小糸源六郎が鉄道信号灯用フレネルレンズ製造販売の小糸源六郎商店を創業。1936年小糸製作所として設立。創業後,照明器を次々と国産化し,1960年代のモータリゼーションの波に乗って急成長。1972年トヨタから役員を迎え入れて提携を強化した。生産面では,いち早く海外現地生産に力を注ぐ。1989年米国のブーン・ピケンズが突如大株主として登場,役員派遣などの株主権を主張し社会問題化した。本社東京,工場静岡,榛原,吉川ほか。2011年資本金142億円,2011年3月期売上高4289億円。売上構成(%)は,自動車照明関連他・日本60,同・北米11,同・中国19,同・アジア7,同・欧州3。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「小糸製作所」の解説

小糸製作所

正式社名「株式会社小糸製作所」。英文社名「KOITO MANUFACTURING CO., LTD.」。電気機器製造業。大正4年(1915)「小糸源六郎商店」創業。昭和11年(1936)設立。本社は東京都港区高輪。自動車用照明器製造会社。トヨタ自動車向け中心。航空機部品・鉄道車輛部品・計測機器なども手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード7276。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小糸製作所」の意味・わかりやすい解説

小糸製作所
こいとせいさくしょ
KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

自動車部品メーカー。1915年個人経営の小糸源六郎商店を創設,1936年株式会社に改組して小糸製作所を設立。業界トップクラスである自動車用照明機器の製造を主要事業とする。このほか航空機部品,鉄道車両部品,各種電気機器,計測機器などの製造・販売を手がける。

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