小針喜三郎(読み)コバリ キサブロウ

20世紀日本人名事典 「小針喜三郎」の解説

小針 喜三郎
コバリ キサブロウ

大正・昭和期の蚕糸学者 片倉工業顧問。



生年
明治22(1889)年9月

没年
昭和43(1968)年9月7日

出生地
福島県白河市

学歴〔年〕
福島県立蚕業学校〔明治41年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔昭和15年〕

主な受賞名〔年〕
蚕糸学賞〔昭和21年〕,藍綬褒章〔昭和29年〕

経歴
片倉工業に入り、同蚕業研究所長、取締役、技術顧問などを歴任、昭和43年退社。日本学術会議会員、国際遺伝学会組織委員会委員なども務めた。家蚕品種改良に尽くし、品種育成で国の指定14種に及ぶなど、蚕糸学、蚕糸業の発展に大きく貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小針喜三郎」の解説

小針喜三郎 こばり-きさぶろう

1889-1968 大正-昭和時代の蚕糸学者。
明治22年9月生まれ。片倉工業蚕業研究所長をへて,取締役となる。家蚕(かさん)の品種改良などにとりくみ,14種が国の指定をうけた。昭和21年蚕糸学賞。日本学術会議会員。昭和43年9月7日死去。79歳。福島県出身。福島県立蚕業学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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